シール集め以外一通りクリアした*1ので感想を。 星のカービィ ロボボプラネット出版社/メーカー: 任天堂発売日: 2016/04/28メディア: Video Gameこの商品を含むブログ (1件) を見る 全体的に 『星のカービィ Wii』、『星のカービィ トリプルデラックス』の流…
「私 (あなたの名前) は、死んだら、スコット・マーフィー(*1)に魂を2ドルで売り渡すことを約束します」 こんな用紙を渡されて、サインしたら本当に2ドル貰える場合、あなたはサインしますか? これは『社会はなぜ左と右にわかれるのか――対立を超えるた…
ストーリー良し、雰囲気良しの良作品でした。手軽にプレイできることもあって、オススメ。 ライフ イズ ストレンジ出版社/メーカー: スクウェア・エニックス発売日: 2016/03/03メディア: Video Gameこの商品を含むブログ (2件) を見る !!ネタバレ注意!! …
満足度:★★★★★ かの有名なスタンフォード監獄実験の詳細について、準備から実施、そして振り返りまでまとまった形で読めただけでも価値のある本でした。 ルシファー・エフェクト ふつうの人が悪魔に変わるとき作者: フィリップ・ジンバルドー,Philip Zimbard…
直訳すると『下の下の非人間化』、意訳すると『最低な人は人であらず』といったところでしょうか。 何かの本(たしか『〈わたし〉はどこにあるのか: ガザニガ脳科学講義』)で紹介されていて、気になっていた論文を読んでみた内容のメモです。 興味を持った…
人間が持つ、知識を創り出す「創造力」の可能性を限りなく前向きに捉えた著者の情熱を感じる超大作(600ページ以上)でした。 無限の始まり:ひとはなぜ限りない可能性をもつのか作者: デイヴィッド・ドイッチュ,熊谷玲美,田沢恭子,松井信彦出版社/メーカー: …
『予想どおりに不合理』の原著です。以前に訳書を読んだことはあったものの、Amazon のおすすめリストに現れたのをきっかけに、記憶のリフレッシュのために原書を読んでみました。Kindle 版で 550円(購入時)という安さも魅力的。 Predictably Irrational: …
幸福と安定のために自由と科学、芸術、歴史、宗教、その他諸々を犠牲にして徹底的な階級社会を作った文明を描いたディストピア小説。これが1932年に書かれた作品とは。。。噂に違わぬ名著でした。 日本語訳も不自然に感じる部分がなく、とても読みやすかった…
チューリングテストの大会*1にサクラ役として参加することになった著者が、「人間らしさとは」という問に対して考えたこと・調べたことをまとめた本です。 チューリングテストに関係あることないこと含めて多様なトピックに話が飛ぶので「チューリングテスト…
「人の能力は生まれつき決まっているもの」と考える Fixed-Mindset と、「人の能力は経験、訓練を通して伸ばせるもの」と考える Growth-Mindset の2つの Mindset の対比がこの本のテーマです。 各々の考え方を持つ人が様々な困難な状況にどのように対応する…
ビル・ゲイツ氏の2015年のおすすめの本 の一冊。 昨今の行き過ぎた「あなたは特別です、自分を信じて自分のやりたいことをやろう!」という風潮に警鐘をならし、謙虚さ自制心、周りへの敬意の重要さを説く本です。 ちょうど年始で、「自分」に関する目標を「…
原題は『Life on the Edge』というのですが、カッコいいタイトルですね!私たち生命は古典物理学と量子力学との堺を跨いで維持されている、という主題にも合っていてとてもクールです。 (邦題のシンプルなわかりやすさも、これはこれでとても好印象です。)…
岩田社長がこれほど尊敬される社長である理由は、その能力の高さはもとより、自分の人生と世界を"全体"最適化問題として捉えていたからなのかなーと、今回の【岩田 聡氏 追悼企画】を読んで思ったので、将来の自分のためにメモ。 www.4gamer.net 以下の石原…
扱っている一つ一つのゲームに対する説明が丁寧で、「よく考えられて作られているなー」と関心、納得できるものでした。製品版の UI/UX だけでなく、そこに至るまでの初期構想や過程も紹介されているので、どういう意図で最終的にそうしたのかということが明…
脳が意識をつくり、脳が物理法則に従うのであれば、自由意志とは幻想なのではないか…、というよくある(?)疑問に対して、多くの科学的な研究を挙げて「今までにわかっていること」と「まだわかっていないこと」を幅広く解説した良書でした。 また、個人レ…
インストールした後ちょっと遊んで放置していた Unreal Engine を再び触り始めました。で、再開に際して今までよくわかっていなかったマテリアルというものについて学んでみようとこの本を手にとったわけですが、非常に良かったです。 UnrealEngine4マテリア…
プライム会員は3ヶ月お試し無料に誘われて Audible.co.jp を試してみました。 『HARD THINGS』や『ジョナサン・アイブ』など、「無料なら聴いてみたい」と思った本が往々にして要約版だったこともあり、第一印象は「ラインナップ微妙かな…」でしたが、アル…
おすすめ度 + 一言コメントくらいの情報量で記載しています。詳細については Amazon の商品紹介ページを御覧ください。 特にオススメのものには見出しに ★ マークをつけています。 Kindle オーナーライブラリーで借りたい本が思いつかない時の参考などにどう…
今回取り上げる本は『生命の未来を変えた男 山中伸弥・iPS細胞革命』です。 山中伸弥教授の伝記のように感じるタイトルではありますが、内容の主題はむしろ『iPS細胞革命』で、iPS細胞の研究を中心とした医療技術革新がもたらす未来の医療の可能性とそれに伴…
今回取り上げる本は、NHKスペシャル『人体 ミクロの大冒険』の書籍版、『人体 ミクロの大冒険 60兆の細胞が紡ぐ人生 (角川書店単行本)』です(最多の細胞の正解はこちら*1)。 内容紹介引用 一言感想 内容の一部紹介 妊娠中に母親が痩せていると子供は太り…
事実ベースの文章をスムーズに書けるようになるための優れた教本だと思いました。 「良い文章とは完読される文章である」と最初に定義してあることで、はっきりとした目的意識と納得感を持って説明を読み進めることができます。 書く前の準備や推敲、ブラッ…
陽気なギャングシリーズ9年ぶりの新作です。Amazon のランキングで見かけて、嬉しい驚きに惹かれて衝動買いしてしまいました。 敵役のクズ度が高いのに引っ張られて「陽気なギャング」にしては少し暗い気持ちになったりもしましたが、それでも最後にはなん…
『2001年宇宙の旅』ですね。まさかこれほどの有名作品の原著が Kindle オーナーライブラリにあるとは。 今まで、タイトルと HAL という AI(?) の存在くらいは知っていたものの、読んだことも映画を見たこともなかったので、無料で読める機会を利用して読んで…
人生に何を期待できるか、ではなく、(自分の)人生に何が期待されているかを考えよう という言葉に尽きるのかなと。 「人生とはこうあるべきだ」というように、一般的な概念としての人生に期待できるものを求めるのではなく、今自分に与えられた人生から何…
日本語版は『妻を帽子とまちがえた男 (ハヤカワ文庫NF)』 脳障害を持った患者のエピソード集。 脳の不思議さ・複雑さを思い知ることできます。結構昔の本なのですが、それぞれの症状の人間的な側面に光が当てられているので古さは感じませんでした。 原著で…
「意識とは何か、どうすれば測れるのか?」という謎に対して 意識に関して唯一、真に有望な基礎理論 とされる統合情報理論扱って迫るポピュラー・サイエンス本。 興味深い題材がとても読みやすく書かれており、楽しめました。 人体というのは本当に面白いな…
3ポイントメモ 代表的な代替医療である鍼、ホメオパシー、カイロプラクティック、ハーブ療法の4つについて、プラシーボ効果以上の効果はないと言ってほぼ間違いない 効果がない、と証明されているものがほとんどであり、効果があると実証されているものは皆…
月面で発見された、正体不明の5万年前の白骨死体の正体を巡る物語。チャーリーと名付けられたその死体は人類の祖先なのか、異星人なのか、なぜ、どのようにして彼は最期の時を迎えたのか、彼が生きた文明はどこに存在し、その後どうなったのか。 星を継ぐも…
精神障害を持つ男性が、脳外科手術によって常人を遙かに超える知能を得るも、その後段々とその知能を失い最後には元の状態に戻るまでの軌跡を、その男性の経過報告(手記)という形で書かれた小説。 アルジャーノンに花束を〔新版〕作者: ダニエルキイス出版…
哲学者ショーペンハウアーが『The World as Will and Representation』(意志と表象としての世界II (中公クラシックス))で書いた言葉(を要約したもの)らしいですが、言い得て妙ですね。 無理やり訳すと「才人は他人が仕留められない標的を仕留める。天才…