2015-01-01から1年間の記事一覧
原題は『Life on the Edge』というのですが、カッコいいタイトルですね!私たち生命は古典物理学と量子力学との堺を跨いで維持されている、という主題にも合っていてとてもクールです。 (邦題のシンプルなわかりやすさも、これはこれでとても好印象です。)…
岩田社長がこれほど尊敬される社長である理由は、その能力の高さはもとより、自分の人生と世界を"全体"最適化問題として捉えていたからなのかなーと、今回の【岩田 聡氏 追悼企画】を読んで思ったので、将来の自分のためにメモ。 www.4gamer.net 以下の石原…
扱っている一つ一つのゲームに対する説明が丁寧で、「よく考えられて作られているなー」と関心、納得できるものでした。製品版の UI/UX だけでなく、そこに至るまでの初期構想や過程も紹介されているので、どういう意図で最終的にそうしたのかということが明…
脳が意識をつくり、脳が物理法則に従うのであれば、自由意志とは幻想なのではないか…、というよくある(?)疑問に対して、多くの科学的な研究を挙げて「今までにわかっていること」と「まだわかっていないこと」を幅広く解説した良書でした。 また、個人レ…
インストールした後ちょっと遊んで放置していた Unreal Engine を再び触り始めました。で、再開に際して今までよくわかっていなかったマテリアルというものについて学んでみようとこの本を手にとったわけですが、非常に良かったです。 UnrealEngine4マテリア…
プライム会員は3ヶ月お試し無料に誘われて Audible.co.jp を試してみました。 『HARD THINGS』や『ジョナサン・アイブ』など、「無料なら聴いてみたい」と思った本が往々にして要約版だったこともあり、第一印象は「ラインナップ微妙かな…」でしたが、アル…
おすすめ度 + 一言コメントくらいの情報量で記載しています。詳細については Amazon の商品紹介ページを御覧ください。 特にオススメのものには見出しに ★ マークをつけています。 Kindle オーナーライブラリーで借りたい本が思いつかない時の参考などにどう…
今回取り上げる本は『生命の未来を変えた男 山中伸弥・iPS細胞革命』です。 山中伸弥教授の伝記のように感じるタイトルではありますが、内容の主題はむしろ『iPS細胞革命』で、iPS細胞の研究を中心とした医療技術革新がもたらす未来の医療の可能性とそれに伴…
今回取り上げる本は、NHKスペシャル『人体 ミクロの大冒険』の書籍版、『人体 ミクロの大冒険 60兆の細胞が紡ぐ人生 (角川書店単行本)』です(最多の細胞の正解はこちら*1)。 内容紹介引用 一言感想 内容の一部紹介 妊娠中に母親が痩せていると子供は太り…
事実ベースの文章をスムーズに書けるようになるための優れた教本だと思いました。 「良い文章とは完読される文章である」と最初に定義してあることで、はっきりとした目的意識と納得感を持って説明を読み進めることができます。 書く前の準備や推敲、ブラッ…
陽気なギャングシリーズ9年ぶりの新作です。Amazon のランキングで見かけて、嬉しい驚きに惹かれて衝動買いしてしまいました。 敵役のクズ度が高いのに引っ張られて「陽気なギャング」にしては少し暗い気持ちになったりもしましたが、それでも最後にはなん…
『2001年宇宙の旅』ですね。まさかこれほどの有名作品の原著が Kindle オーナーライブラリにあるとは。 今まで、タイトルと HAL という AI(?) の存在くらいは知っていたものの、読んだことも映画を見たこともなかったので、無料で読める機会を利用して読んで…
人生に何を期待できるか、ではなく、(自分の)人生に何が期待されているかを考えよう という言葉に尽きるのかなと。 「人生とはこうあるべきだ」というように、一般的な概念としての人生に期待できるものを求めるのではなく、今自分に与えられた人生から何…
日本語版は『妻を帽子とまちがえた男 (ハヤカワ文庫NF)』 脳障害を持った患者のエピソード集。 脳の不思議さ・複雑さを思い知ることできます。結構昔の本なのですが、それぞれの症状の人間的な側面に光が当てられているので古さは感じませんでした。 原著で…
「意識とは何か、どうすれば測れるのか?」という謎に対して 意識に関して唯一、真に有望な基礎理論 とされる統合情報理論扱って迫るポピュラー・サイエンス本。 興味深い題材がとても読みやすく書かれており、楽しめました。 人体というのは本当に面白いな…
3ポイントメモ 代表的な代替医療である鍼、ホメオパシー、カイロプラクティック、ハーブ療法の4つについて、プラシーボ効果以上の効果はないと言ってほぼ間違いない 効果がない、と証明されているものがほとんどであり、効果があると実証されているものは皆…
月面で発見された、正体不明の5万年前の白骨死体の正体を巡る物語。チャーリーと名付けられたその死体は人類の祖先なのか、異星人なのか、なぜ、どのようにして彼は最期の時を迎えたのか、彼が生きた文明はどこに存在し、その後どうなったのか。 星を継ぐも…
精神障害を持つ男性が、脳外科手術によって常人を遙かに超える知能を得るも、その後段々とその知能を失い最後には元の状態に戻るまでの軌跡を、その男性の経過報告(手記)という形で書かれた小説。 アルジャーノンに花束を〔新版〕作者: ダニエルキイス出版…
哲学者ショーペンハウアーが『The World as Will and Representation』(意志と表象としての世界II (中公クラシックス))で書いた言葉(を要約したもの)らしいですが、言い得て妙ですね。 無理やり訳すと「才人は他人が仕留められない標的を仕留める。天才…
プログラミングを楽しく続けるための健康Hack というサブタイトルですが、もちろんプログラマー以外でも、椅子に座ってディスプレイを眺める時間が長い人ならいろいろと参考になるかと(とはいえ、文章の書き方や使われている用語は明らかにプログラマ向けな…
多種多様な「未来の社会の形を大きく変える可能性のある技術」が紹介されている本。 紹介されている技術の幅が広いので、こういうネタが好きで既にいろいろ知っている、という人でも、多くの新しい話題に触れることができると思います。 こういう革新的な技…
「人生というゲーム」にちゃんと向き合うことになった時、ゲーマーの人たちの持っているポテンシャルってのはかなりのもんなんじゃないかとは思うんです。 という言葉が出てくる第一回から始まって、川上量生氏と、ゲーマーやそうでない人が対談形式でいろい…
主にスマブラ for 3DS / WiiU と新パルテナの開発を題材に、ゲーム制作で心掛けていることや制作プロセスに関すること、そしてゲーム作りの大変さ(やばい)などが書かれたコラム集。「スマブラ」という超大作がコラムの時間軸上にずっと居座っているせいか…
これで終わり!? 5章の途中から「これは初の6章構成か!」と期待していたら、5章の法廷で一気に風呂敷畳められてしまいました。ワトソン教授の殺人事件の真実と逮捕しそこねた英国人留学生の行方、不幸の連鎖で死んでしまった亜双義の目的、意味深な革命家…
「ラッパーが踏む奴(笑)」の「(笑)」を取り除くために書かれた、韻の徹底解説本 です。(本書「はじめに」から引用) 私はラッパーどころかラップ好きですらなく(嫌いでもない)、音楽自体あまり聴く方ではありませんが「聞き心地の良い言葉のリズムを…
エンディングが始まった時、これは駄目だ…と思いました。要するに、残念ながら結構否定的な感想です。 ネガティブな感想なんて見たくない!という方は、見なかったことにしてそっと閉じていただければと思います。 ファイアーエムブレムif 白夜王国出版社/メ…
学べること Cloud Computing の全般の利点とリスク、歴史 SaaS, PaaS, IaaS の違い、それぞれの利点とリスク、選び方 Private Cloud, Community Cloud, Public Cloud, Hybrid Cloud の構成と違い IEEEx: CloudIntro.x Introduction to Cloud Computing キー…
3行まとめ 「ヒューマンエラー」といって人を責めて終わらせてしまっては問題の解消に繋がらない。そのエラーが起きた真の原因を「なぜ」を繰り返して徹底的に追求する 良いデザインは、直感的な概念モデルを提供し、アフォーダンス、シグニファイア、制約、…
3行まとめ ストレスは避けられないもので、適度なストレスはパフォーマンスの向上に繋がるが、もちろん過度なストレスは心にも体にも悪く、良くない行動を引き起こす 人は発達した前頭葉を持っているため過去の経験の反芻や未来の予測ができるが、そのために…
3行まとめ 人は「科学的に大丈夫」という言葉で常に安心できる訳ではないけれど、「科学的に正しいことを選びたい」という意志があるだけで少し未来をよく出来る気がする どんな非常事態でも、叫ばないでちゃんと説明してくれる人を見つけなきゃならない 検…