読書メモ：『新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング』

事実ベースの文章をスムーズに書けるようになるための優れた教本だと思いました。

「良い文章とは完読される文章である」と最初に定義してあることで、はっきりとした目的意識と納得感を持って説明を読み進めることができます。

書く前の準備や推敲、ブラッシュアップといった各段階で気をつけるべき具体的なポイントの説明が、ほとんどが２ページ以内に簡潔にまとまっており冗長さがありません。

読んでいる最中は「『新しい文章力』と銘打っているのに、基礎的なことばかりで目新しい内容はあまりないな」と感じたものの、自分で書いた文章を実際にチェックしてみると結構引っかかってしまっていました。本書を読んだ直後に書いているこの文章ですら「よく出来ている」とはとても言えません。

文章力は仕事でもプライベートでも有用な賞味期限の長いスキルの１つです。この本を読み見返したり、他の類似本にも手を出したりして、読みやすい文章が書けるよう少しずつでもレベルアップしていきたいと思います。

新しい文章力の教室　苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング (できるビジネス)