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本やゲームの感想など

2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

読書メモ:『知ろうとすること。』

3行まとめ 人は「科学的に大丈夫」という言葉で常に安心できる訳ではないけれど、「科学的に正しいことを選びたい」という意志があるだけで少し未来をよく出来る気がする どんな非常事態でも、叫ばないでちゃんと説明してくれる人を見つけなきゃならない 検…

論文メモ:『Do Artifacts Have Politics?』

3行まとめ 私達がテクノロジーと呼ぶものは世の中に秩序をもたらす手段という意味で、政治・法律などと変わらない面がある 設計者・開発者の意図の有無に関わらず、テクノロジーそれ自身がもつ性質がある種の政治形態・組織形成を促進しうる 一度あるテクノ…

読書メモ:『LEAN IN(リーン・イン) 女性、仕事、リーダーへの意欲』

3行まとめ 社会側・制度側の変革が必要な一方で、問題による被害を受けている当事者達(この本では主に女性)が一歩踏み出し声を挙げる必要がある。問題がない(既に解決した)ふりをしていては何時までも解決しない 多くの女性が権力のある地位に就くことが…

edXメモ:『Frame101x Framing: Creating powerful political messages : Week5』

3行まとめ 人はジレンマを解消したいと思うものなので、ジレンマを先に提示し、自分の施策をそのジレンマを解消するものという形で紹介すると受け入れられやすくなる 議論において感情が持つ効果は大きいので、相手が感情に訴えてきた場合は同情を示しつつ、…

読書メモ:『人と企業はどこで間違えるのか?』

3行まとめ(?10個のエピソードの中の3つから心に残った点を選択) 結局のところ、消費者こそが市場の唯一無二の独裁者であり、企業が、自分の都合の良い製品を消費者に押し付けることはできない 企業は、バランスを取りつつ重要な社会的関心事について立場…

TEDメモ『What happens when our computers get smarter than we are?』

3行まとめ チンパンジーと人間の脳の差は大局的に見れば僅かだが、その僅かな差によって、人間はチンパンジーには到底成し得ない技術を可能にした 機械学習の発展によって人間の手を借りず自ら学べるようになった人工知能は、いずれ人類最高峰の天才の知性を…

読書メモ:『IBM 奇跡の“ワトソン”プロジェクト: 人工知能はクイズ王の夢をみる』

3行まとめ(ドキュメンタリー本にまとめも何もないですが) ワトソンは自然言語を理解する質問応答システムであり、アメリカの人気クイズ番組「ジョパディ!」で人間のチャンピオンに勝つという目標のもと IBM によって研究開発された(結果は完勝) ブラン…

edXメモ:『Frame101x Framing: Creating powerful political messages : Week4』

3行まとめ 事実(Facts)に対して価値観(Values)で反論する(例「~の有効性が証明されていなくとも、~は当然の権利である」)と相手を cynical に見せる効果が、逆に価値観に対して事実で反論する(例「それは理想論で現実には上手くいかない」)と相手…

読書メモ:『Values at Play in Digital Games』

3行まとめ ゲームは、ストーリー、キャラクター、選択可能な行動とその結果・報酬、NPCや環境との相互作用、他プレイヤーとの関わり方など、いろいろな要素を通して、ある種の価値観の形成をプレイヤーに促す効果がある(ただし、同じゲームでもプレイヤーの…

読書メモ:『UNIXという考え方』

3行まとめ 一つのことを上手くやる小さいもの同士を組み合わせる事で、梃子のように小さな労力で大きな効果を発揮する 移植性 >> 効率性。数値データをフラットファイルで管理する方法はデータの移植性を高め手編集を容易にする コマンド(プログラム)の利…

読書メモ:『ここらで広告コピーの本当の話をします。』

3行まとめ 広告コピーは、モノとヒトとの関係を言葉で定義することで、新たな価値を創りだしたり価値を高めたりする 「自分に関係がある」と一瞬で感じてもらえるキャッチフレーズを、商品自身の特性ではなく、競合商品・サービスに対する優位性(USP : Uniq…

読書メモ:『時間資本主義の到来』

3行まとめ 科学や思想の発達によって、人類は自然(衣食住)や社会(身分、知識、情報)から課せられる制約を克服し続けてきたが、「時間」という克服不能な制約条件が浮かび上がってきた スマートフォンを筆頭にした IT 技術の進歩により、今まで有意義に使…

読書メモ:『インターネットが普及したら、ぼくたちが原始人に戻っちゃったわけ』

6行まとめ(?) インターネットの次のスターは、コンテンツを集めるだけでなく、その意味や文脈を解き明かしてくれる解説者(ロールモデルは池上彰さん) 「ビッグデータ」の流行に乗ろうとしている企業の中には、自分に身近な「小さな、でも確かな情報」…

書評:『Reality is Broken』(幸せな未来は「ゲーム」が創る)

3行まとめ 現実はゲームのように、明確で自分の能力に合った目標とその達成のための手順を与えてくれることがなく、即応的なフィードバックや分かりやすい報酬にも欠けているので、取り組みにくい 逆に、ゲームのそのような仕組みを現実に取り入れることで、…

書評:『火星の人類学者』

『知の逆転 (NHK出版新書 395)』を読んで気になったので、オリヴァー・サックス著の『火星の人類学者―脳神経科医と7人の奇妙な患者 (ハヤカワ文庫NF)』を読んでみました。 『火星の人類学者』は、表題となった、自身を「火星の人類学者」と表する動物学者を…

書評:『融けるデザイン ハード×ソフト×ネット時代の新たな設計論』

3行まとめ IoT の発展などにより、ネットの情報は「人が作り、それを他の誰かが見て、理解し、適用するもの」から「ネットにつながったデバイスが直接生成・利用するもの」に変化する ヒューマンインターフェースの目標は、人が操作対象との間に一体感を感じ…

書評:『0ベース思考』

3行まとめ 「わからない」という事を認める 先入観を捨てて問題の前提を見直す 関係者の持つ隠れたインセンティブを考える 0ベース思考作者: スティーヴン・レヴィット,スティーヴン・ダブナー出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2015/02/13メディア: …

書評:『伝わっているか?宣伝会議』

表紙の「伊坂幸太郎推薦」という言葉に惹かれて、2015年4月の Kindle オーナーライブラリは『伝わっているか? 宣伝会議』を借りました。 伝わっているか? 宣伝会議作者: 小西利行出版社/メーカー: 宣伝会議発売日: 2014/06/05メディア: Kindle版この商品を…

そして誰も責められなくなった:豊かな人ほど自殺する理由

『0ベース思考』を読んでいて知った自殺に関する理論なのですが、興味深かったので書評とは別にメモを。 証明や検証はされていない、アイディアレベルの考えとのことですが、 どんなに不幸でも、政府であれ経済であれ、何かのせいにできれば、それが免疫と…