読書メモ:『ここらで広告コピーの本当の話をします。』
3行まとめ
- 広告コピーは、モノとヒトとの関係を言葉で定義することで、新たな価値を創りだしたり価値を高めたりする
- 「自分に関係がある」と一瞬で感じてもらえるキャッチフレーズを、商品自身の特性ではなく、競合商品・サービスに対する優位性(USP : Unique Selling Proposition)と、ターゲットが持つ欲求から生み出す
- 優れたコピーには多くの人を喜ばせる力、社会へ貢献する力があるという自負を持つべし
2015年5月の Kindle オーナーライブラリではこれを借りました。4月に読んだ『伝わっているか? 宣伝会議』に続いて宣伝会議から。『伝わっているか』が普通の人向けのコミュニケーション指南書なのに対して、こちらはコピーライティングを仕事として志す人向けの本です。コピーのプロを志向する人でなくとも、会社やプライベートのプロジェクトに名前をつけたり、方針を検討する場合の参考にはなりそうです(その場合、広告コピーとは異なり「モノ」の方を変える余地がありそうですが)。
世の中のコピーやキャッチフレーズはどういう意図を持って、どのようなプロセスで創られているのだろうか、という興味本位から読んでみることにしたのですが、期待通りの内容で満足できる読書となりました。
- 作者: 小霜和也
- 出版社/メーカー: 宣伝会議
- 発売日: 2014/10/29
- メディア: 単行本
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『伝わっているか』の方で書いた記事はこちら。