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小説感想:『アルケミスト 夢を旅した少年 』

アルケミスト 夢を旅した少年 (角川文庫)

アルケミスト 夢を旅した少年 (角川文庫)

いろいろなところで名前を聞いていた本。

いいことを言っているんだろうな、とは思いました。語り方が宗教的というかスピリチュアル的な気がします。

印象に残ったのは以下の一文(もっと心に残すべき箇所はあったような気がしますが…)。

同じ友人といつも一緒にいると、友人が自分の人生の一部となってしまう。すると、友人は彼を変えたいと思い始める。そして、彼が自分たちの望み通りの人間にならないと、怒りだすのだ。誰もみな、他人がどのような人生を送るべきか、明確な考えを持っているのに、自分の人生については、何も考えを持っていないようだった。