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小説感想:『さよならを待つふたりのために 』

ヘイゼルは16歳.甲状腺がんが肺に転移して,酸素ボンベが手放せないまま,もう三年も闘病をつづけている.骨肉腫で片足を失った少年オーガスタスと出会い,互いにひかれあうが…….生きて人を愛することのおかしみや喜びをまっすぐに描き,死をみつめながら日々を送る若者の生々しい感情をとらえた,傑作青春小説.

ヤングアダルト小説というものに分類されるらしく、それがどんな分野なのかはよくわかりませんがたしかに中学生くらいにも十分薦められそうなレベルで読みやすかったです。

かといって幼稚・子供騙し、ということは全くなく、登場人物たちの思考、セリフ回しも知的な感じがして(訳文にも不自然なところは全然ありませんでした)、ヤングアダルトに限定せず万人受けしていることにも納得しました。

たまにはこういう王道的な「感動モノ」に手をだしてみるのも良いものですね。

さよならを待つふたりのために (STAMP BOOKS)

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