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WORLD ORDER:『国際秩序』

柔軟な多国間関係による自律的なパワーバランス調整と、他国の権力の正当性との折り合いの付け方(例えばイスラム教的な教義では最終的にはイスラムによる世界統一が目標になるため他国の存在そのものが正当ではないとされるが、そのような考え方と現実的にどう向き合うか)などが重要、ということはなんとなくわかったのですが、いかんせん地理・歴史に関する基礎的な知識の不足を感じ表面を滑るような読書になってしまったので、170ページ(全体の1/3強)ほど進んだところで読むのを断念しました。

秩序の構築と崩壊について歴史的背景を併せて地域ごとに説明されていて「きちんと理解したら面白そうだろうな」とは感じたのですが、これを消化するにはかなり時間がかかりそうなので、また余裕があるときに再チャレンジしたいです。

(あと、これは内容以前の問題ではあるのですが、難しい日本語(涵養、論難、奢侈、係累など)がちらほらと出現し、それもまた難点でした。原文もさぞ難しい単語が使用されているのでしょう。読者に求められる知識レベルの高さが伺えます。…自分のレベルが低いだけかもしれませんが。)

国際秩序

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