全ては喜びのために:『ジョイ・インク 役職も部署もない全員主役のマネジメント』
方法論としてはいわゆる「アジャイル」に属するもので、今では(実際に導入している企業の多さはさておき)それ自体は特に目新しいものではありませんが、その目的をただ「成果を出す」、「生産性を上げる」で止めずに「顧客や従業員の幸せのため」と位置づけていることが面白い着眼点だと思いました。
「誰もが意義のある仕事をしたいと思っている。だから成果を出すことは幸せに繋がる。」という図式のもと、そのためにアジャイル的な方法を用いて生産性を最大化する、ということです。改めて明文化されるとなるほど確かに、自分が成果に貢献できているという自信ほどモチベーションが上がることはなかなかありません。
基本的にはマネジメント層の人が整える仕組みの話なのであまり自分には関係がないのですが、成果を出すことは幸せにつながる、という意識を持って物事に取り組むことはどんな立場にいる人にも有用な心構えなのではと思いました。
- 作者: リチャード・シェリダン,原田騎郎,安井力,吉羽龍太郎,永瀬美穂,川口恭伸
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2016/12/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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