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小説感想:『ゴリアテ-ロリスと電磁兵器-』

ゴリアテ-ロリスと電磁兵器- (ハヤカワ文庫SF)

ゴリアテ-ロリスと電磁兵器- (ハヤカワ文庫SF)

リヴァイアサン: クジラと蒸気機関』シリーズ最終巻。ニコラ・テスラ編(?)。

シリーズ全体を通しての感想になりますが「安心して読める」という雰囲気で軽すぎず重すぎず、登場人物も基本的に悪い人はいませんでした。

戦争の描写も、主人公たちが直接激戦に参戦することはないので絶望感のある場面はなく、適度にワクワクできる緊張感がある、という感じ。

結末や謎が残る部分について少し残念に思う部分もありましたが、面白い設定を舞台にして『少年と少女の冒険譚』としての期待に応えてくれる、良い作品でした。