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小説感想:『蝿の王』

ノーベル文学賞作家、ウィリアム・ゴールディングの代表作の新訳版。

蠅の王〔新訳版〕 (ハヤカワepi文庫)

蠅の王〔新訳版〕 (ハヤカワepi文庫)

飛行機事故によって無人島に閉じ込められた少年たちが、大人のいない島で生活を続けるうちに…、というお話。

全体的に周囲の景色・雰囲気の抽象的な描写が多くて少しテンポが悪く感じましたが、お話の骨子、段々と狂っていく少年たちの様子には迫力がありました。

人間が持つ悪性が生々しく描かれた作品だと思います。