漫画感想:『ベルサイユのばら』
『第3のギデオン』を読んでいたところ姉が勧めてくれた『ベルサイユのばら』を読みました。
ベルサイユのばら 文庫版 コミック 全5巻完結セット (化粧ケース入り) (集英社文庫―コミック版)
- 作者: 池田理代子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2009/07/21
- メディア: 文庫
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さすが名作と言われているだけあってとても面白かったです。王族・貴族の虚栄心と嫉妬の入り交じる権力争い、身分や置かれた環境を超えた愛、母としての愛、王家の人間としての誇りなど、人の心の書き方が凄く上手いと思いました。
ヒーローでもあると同時にヒロインでもあるオスカルを筆頭に、登場人物が皆それぞれ悩みを抱え、時代に翻弄されながらも自分の責任や生き方を選んで最期まで人生を全うする終わり方は、ハッピーエンドではないにせよ美しく心に残る結末でした。
素晴らしい漫画を読めて良かったです。