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小説感想:『Never Let Me Go』

少し暗い道をゆったり歩くような独特の雰囲気の小説で、大きな事件やどんでん返しという仕掛けがないにも関わらず最後まで退屈することはありませんでした。

主人公が過去の思い出を語る形で話が進んでいきますが、ところどころ「どういう意味だろう?」と引っかかる箇所があり、それがだんだんと「もしかしてこういうかな」、「やっぱりそういうことか」と主人公の世界の特殊性に気付いていくことになります。

英語がシンプルで、全体と各章毎の長さが短く収まっていることもあり、洋書小説リハビリとしても良かったと思います。

Never Let Me Go (English Edition)

Never Let Me Go (English Edition)