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読書メモ:『誰のためのデザイン? 増補・改訂版 ―認知科学者のデザイン原論』

3行まとめ

  • 「ヒューマンエラー」といって人を責めて終わらせてしまっては問題の解消に繋がらない。そのエラーが起きた真の原因を「なぜ」を繰り返して徹底的に追求する
  • 良いデザインは、直感的な概念モデルを提供し、アフォーダンス、シグニファイア、制約、対応付け、フィードバックなどを用いて「現在どんな状態か」、「何ができるか」、「何が起きたか」をユーザにわかりやすく伝える(外界=モノ側に知識を持たせる)
  • 解決すべき問題を与えられた場合、その妥当性をまずは疑うこと。大抵の場合それは症状であり、根本原因ではない(ダブルダイヤモンド・デザインプロセスモデル参照)

誰のためのデザイン? 増補・改訂版 ―認知科学者のデザイン原論

誰のためのデザイン? 増補・改訂版 ―認知科学者のデザイン原論

他にもいろいろなことが書かれている本なので、3行まとめでは多くの情報がこぼれ落ちていますが、最も重要なことは「なぜエラーが起きたのか」、「なぜ使いにくく感じるのか」を深く深く考える、ということに尽きるのだと思います。

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