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本やゲームの感想など

2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ゲーム感想:『LiEat』

詐欺師の男性と嘘を食べるドラゴンの女の子(かわいい)の物語。自分は Steam で購入しましたが、フリーで公開されているもののようです。 store.steampowered.com RPG 要素(戦闘)はおまけ程度で、移動と会話がメインのゲーム。三部作で一作の所要時間は 3…

小説感想:『虚ろな十字架』

相変わらず東野圭吾氏の作品は読みやすいなぁ、というのが第一印象です。 本書は「死刑の是非」という重めのテーマを扱っている、ということだったので「さまよう刃」くらいキツいものを覚悟していたのですが、その点は良くも悪くも大分ライトに抑えられてい…

ゲーム感想:『VA-11 Hall-A: Cyberpunk Bartender Action』

プレイヤーはバーテンダーとして、お客からのリクエストに答えるようなカクテルを出しつつ、会話を読んで楽しむゲーム。出すカクテルによって会話が変わったりするので、カクテルが選択肢の代わりのノベルゲーム、のようなものと思っておけばそんなに間違っ…

小説感想:『ヒトラーの描いた薔薇 』

ハーラン・エリスン短編集。 (サイエンス要素があるかは置いておいて)がっつりと SF してる感じで毎回世界設定が大きく変わるので、少し読むのに疲れました。自分が宗教や神話、政治の知識と感覚に乏しいせいか、よくわからなかったものもいくつか。 表題…

ゲーム感想:『OneShot』

とりあえず1回クリアしたのでエントリーを。2周目も追ってプレイしようと思います。主人公の Niko 君が健気でとてもかわいい。 store.steampowered.com 脱出ゲームに近い感じで、周りを探索してアイテムを集め、時に集めたアイテムを組み合わせながら次の場…

ゲーム感想:『Ori and the Blind Forest』

幻想的なグラフィックが特徴的な 2D アクションゲーム。オープニングから惹き込まれます。エリアの探索・突破を楽しむスタイルのゲームで、操作感が良く、触っていて気持ちのよいゲームでした。個人的にはこのくらいの画面サイズとキャラクターサイズ比(キ…

無意識を意識する:『「誘う」ブランド - 脳が無意識に選択する。心に入り込むブランド構築法』

著者が「ブランド・ファンタジー」と呼ぶ、意識的・無意識的にブランドと結びつく連想、印象に目を向けてブランディングをしていくべき、という話。 「誘う」ブランド - 脳が無意識に選択する。心に入り込むブランド構築法作者: ダリル・ウェーバー,手嶋由美…

小説感想:『母の記憶に』

ケン・リュウ氏の短編集。『紙の動物園』に続いてこちらもとても面白かった。 特に気に入ったのは「母の記憶に」、「存在」、「シミュラクラ」、「カサンドラ」。 表題作の「母の記憶に」はアイディアからして凄く面白いし、どこかで読んだことのあるような…

自由市場という幻想:『最後の資本主義』

資本主義を脅かしているのは、今や共産主義や全体主義でもなく、現代社会の成長と安定に不可欠な「信用」の弱体化である。大多数の人たちが、自分や子どもたちに成功への機会が公平に与えられているとは信じなくなったとき、(中略)現代社会は瓦解し始める…