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ゲーム感想:『Late Shift』

実写映像で展開される物語の中で選択肢を選ぶ、ゲームと映画の中間のようなゲーム。エンディングは 7種類とのことですが、3周やって3種類見ました。

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良い

  • 映画的で映像・演技がしっかりしている
  • 選んだ選択によって違うエンディングに繋がる

悪い

  • スキップ・早送り系機能がない

映像・演技がしっかりしていて、本当に映画のようでした。というより、スマホで観客から選択肢を投票してもらうという形で映画としても公開されていたようです(*1)。

選んだ行動によってエンディングがきちんと変わり、(多少強引に本筋に戻されているような印象がある箇所はあったものの)概ね「ちゃんと選択が活きている」という印象を得られました。

ストーリー自体は傑作と言うほどではないにせよ十分楽しめるもの、くらいです。強盗の片棒を担がされることを強いられた主人公とその強盗グループの一員の女性が「いい感じ」になる演出や、中国マフィアの追手など、良くも悪くも「映画的」だと思います(と言いつつ、自分は映画をほとんど見ないので偏見かもしれませんが)。特殊能力のような設定もないので、『Life is Strange』のような「ゲーム的」ストーリーを期待していると、ちょっと物足りないかもしれません。

難点は、「次の選択肢までスキップ」や「未読スキップ」、「早送り」のような機能が皆無なので、周回中に同じシーンに入ると手持ち無沙汰になってしまうところ。同じように見えて若干演出が異なるシーンもありはするのですが、それでもじっと見ているのは少し退屈です。周回前提でスキップなしは辛く、3周目でそれなりに良さそうなエンディングが見られたところで、他のエンディングを集めるモチベーションは失ってしまいました。価格分(1000円くらい)は十分回収できたので満足はしているものの、ちょっと勿体無い気もしますね。

ちなみに日本語非対応(少なくとも公式には)。久々に英語でゲームをプレイして、英語学習のモチベーションが少し上がりました。