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本当の問題を探すには:『ライト、ついてますか―問題発見の人間学』

上司に「プログラミング関係でオススメの本」として幾つか挙げていただいた内の一冊。

とはいえプログラミングの話は例として挙げられる程度で、内容自体は万人向け。

軽快な口語体で、フィクションのエピソードをベースに、解くべき問題そのものについて考える必要性を説く。なぜなら(以下引用)

問題解決のあとの方の段階で急ぐことは間違いのもとになる。だがその最初の数分で急ぐことは災厄のもとになるのだ。

古い本であるせいなのかすこし日本語訳を不自然に感じる部分はあったものの、全体としてはとても読みやすかった。

150ページ程度とコンパクトで、重要なメッセージは1ページまるまる図と一緒に書かれていたりもするのでたまにパラパラと見返すのにも適していると思う。

ライト、ついてますか―問題発見の人間学

ライト、ついてますか―問題発見の人間学