小説感想:『戦場のコックたち』
青春ミステリという紹介をみましたが、青春という言葉から連想するような爽やかさからは遠く、ミステリ要素もあくまで(良い)味付けで、全体としては「戦争もの」。
戦争の描写はしっかりと厳しく、コックとして戦争に参加した主人公もいつの間にか戦闘に慣れ戦争に染まってしまっている様子の描写やビターエンド的なエピローグが印象的でした。
- 作者: 深緑野分
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2015/08/29
- メディア: 単行本
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