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遺伝子の協力と裏切り:『遺伝子の社会』

遺伝子が後世に伝わり進化や変異が生まれる様子を、遺伝子の集まり(ゲノム)を社会、個々の(対立)遺伝子をその構成員とみなして解説した本。

読み物としてはちょっと堅い感じで、説明される個々の例には専門的な用語も多いですが、遺伝子の集まりを社会と見なし、その社会(=種・個体)が各々の遺伝子の協力(というよりは協調動作)や裏切り(一方的な利用)などによって変化していくという比喩はわかりやすく納得のできるものでした。

遺伝子の社会

遺伝子の社会