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本やゲームの感想など

小説

小説感想:『ベヒモス―クラーケンと潜水艦―』

ベヒモス―クラーケンと潜水艦― (ハヤカワ文庫SF)作者: スコットウエスターフェルド,Scott Westerfeld,小林美幸出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2014/06/20メディア: 新書この商品を含むブログを見る 『リヴァイアサン: クジラと蒸気機関 』の続き。イスタ…

小説感想:『リヴァイアサン: クジラと蒸気機関』

リヴァイアサン: クジラと蒸気機関 (ハヤカワ文庫SF)作者: スコットウェスターフェルド,Scott Westerfeld,小林美幸出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2013/12/06メディア: 文庫この商品を含むブログ (3件) を見る 第一次世界大戦頃の世界情勢をベースにしつ…

小説感想:『トム・ソーヤーの冒険』

トム・ソーヤーの冒険 (光文社古典新訳文庫)作者: トウェイン出版社/メーカー: 光文社発売日: 2013/12/20メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 子供の自己陶酔や知ったかぶり、大人の手のひらくるりな感じが嫌味なく爽やかに(?)書かれていて、「…

小説感想:『ここから先は何もない』

小惑星探査機が採取してきたサンプルに含まれていた、人骨化石を巡って繰り広げられる長編 SF。 ここから先は何もない作者: 山田正紀出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2017/07/21メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 設定・結末に面白みを感…

小説感想:『首折り男のための協奏曲』

伊坂幸太郎短編集。 首折り男のための協奏曲(新潮文庫)作者: 伊坂幸太郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2017/05/19メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る すごく面白くて印象に残った、という作品はありませんでしたが、テンポの良さや偶然の絡ま…

小説感想:『ソラリス』

「意思を持った海」と人類の接触を巡る物語。 ソラリス (ハヤカワ文庫SF)作者: スタニスワフレム出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2015/05/29メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る 人類の理解を超越した「意志を持った海」を相手取ったファ…

小説感想:『ブルーローズは眠らない』

『ジェリーフィッシュは凍らない』で鮎川哲也賞を受賞した市川憂人氏の推理小説第二弾。 ブルーローズは眠らない作者: 市川憂人出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2017/09/21メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 今作のテーマは密室トリック。 …

小説感想:『エンディミオンの覚醒』

『ハイペリオン』シリーズ四部作第四部、完結編。 エンディミオンの覚醒(上)作者: ダン・シモンズ出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2014/02/21メディア: Kindle版この商品を含むブログ (14件) を見る 上巻辺りまでは第三部『エンディミオン』に近い主人公…

小説感想:『エンディミオン』

『ハイペリオン』シリーズ四部作の第三部(後編一部)。 『ハイペリオン』、『ハイペリオンの没落』からは約300年後の世界。 エンディミオン(上)作者: ダンシモンズ出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2013/12/24メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1…

小説感想:『ハイペリオンの没落』

英国SF協会賞/ローカス賞受賞。『ハイペリオン』の続編(というより、後編)。 ハイペリオンの没落(上)作者: ダン・シモンズ出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2013/09/25メディア: Kindle版この商品を含むブログ (13件) を見る 『ハイペリオン』に引き…

小説感想:『ハイペリオン』

ヒューゴー賞・ローカス賞・星雲賞を受賞した長編小説。 ハイペリオン(上)作者: ダン・シモンズ,酒井昭伸出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2013/08/23メディア: Kindle版この商品を含むブログ (6件) を見る 400ページ × 2 でまだ終わらんのか!というかメ…

小説感想:『パーフェクトフレンド』

野崎まど著。『2』よりも先に読むべきだったという本の一冊。 パーフェクトフレンド (メディアワークス文庫)作者: 野崎まど出版社/メーカー: KADOKAWA / アスキー・メディアワークス発売日: 2014/01/09メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 秀才「…

小説感想:『エデン』

ロードレースに少しのミステリ要素を併せた『サクリファイス』シリーズ。 エデン(新潮文庫)作者: 近藤史恵出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2017/01/27メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 『スティグマータ』からあまり時間をおかずに読んだこと…

小説感想:『じごくゆきっ』

桜庭一樹短編集。 じごくゆきっ (集英社文芸単行本)作者: 桜庭一樹出版社/メーカー: 集英社発売日: 2017/07/07メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 依存、不安、無力感、失望、憎悪、そういう、どこにでもあるけどどこか歪んでいる、屈折した感情…

小説感想:『Ancillary Justice』

ヒューゴー賞 長編小説部門、 アーサー・C・クラーク賞、 ネビュラ賞 長編小説部門などを受賞した長編小説。3部作の1作目。 Ancillary Justice (Imperial Radch Book 1) (English Edition)作者: Ann Leckie出版社/メーカー: Orbit発売日: 2013/10/01メディア…

小説感想:『スティグマータ』

ロードレースとミステリーの要素をかけ備えた「サクリファイス」シリーズ5作目。 かつてドーピング違反によってロードレースを去った英雄の5年ぶりの復活の真意とは?という謎を添えてツール・ド・フランスのレースを描く。 スティグマータ作者: 近藤史恵出…

小説感想:『このたびはとんだことで』

桜庭一樹奇譚集。 このたびはとんだことで 桜庭一樹奇譚集 (文春文庫)作者: 桜庭一樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2016/03/10メディア: 文庫この商品を含むブログを見る 「奇譚集」というだけあって、不思議系・雰囲気系のお話が多かったです。 それほ…

小説感想:『Paper Magician』

久々に Kindle オーナーライブラリーを活用して洋書を読みました。 The Paper Magician (The Paper Magician Series, Book 1)作者: Charlie N. Holmberg出版社/メーカー: 47North発売日: 2014/09/01メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る Teen & You…

小説感想:『2』

読んだ後で「同著者の過去作のキャラクターが総出演しているのでそれらを先に読むべき」という事実を知り、読んでいなかった自分は「えー」となっているところです(『know』は読んだことがありましたがそれは関係ありませんでした)。 2 (メディアワークス…

小説感想:『蝿の王』

ノーベル文学賞作家、ウィリアム・ゴールディングの代表作の新訳版。 蠅の王〔新訳版〕 (ハヤカワepi文庫)作者: ウィリアムゴールディング出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2017/04/30メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 飛行機事故によって無人…

小説感想:『Death's End』

『The Three-Body Problem』3部作完結編。 Death's End (Remembrance of Earth's Past)作者: Cixin Liu出版社/メーカー: Tor Books発売日: 2016/09/20メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 圧倒的な話のスケール感のSF小説でした! 過去・現在から…

小説感想:『The Dark Forest』

ヒューゴー賞長編小説部門賞を受賞した中国SF小説の英語翻訳版、3部作の2部。 The Dark Forest (Remembrance of Earth's Past)作者: Cixin Liu出版社/メーカー: Tor Books発売日: 2015/08/11メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 第1部『The Three-…

小説感想:『The Three-Body Problem』

ヒューゴー賞長編小説部門賞を受賞した中国SF小説の英語翻訳版。 The Three-Body Problem (Remembrance of Earth's Past)作者: Cixin Liu出版社/メーカー: Tor Books発売日: 2014/11/11メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 3部作の1作目なので最終…

小説感想:『幻の女』

幻の女〔新訳版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)作者: ウイリアムアイリッシュ,William Irish,黒原敏行出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2015/12/18メディア: 文庫この商品を含むブログ (6件) を見る 旧訳版は読んだことがないので比較はできませんが、この本の…

小説感想:『殺戮にいたる病』

殺戮にいたる病 (講談社文庫)作者: 我孫子武丸出版社/メーカー: 講談社発売日: 1996/11/14メディア: 文庫購入: 41人 クリック: 522回この商品を含むブログ (228件) を見る 物語の軸となる犯人が本格的に性的倒錯者で、被害者の描写などちょっと気持ち悪くな…

小説感想:『すべての見えない光』

プロット、構成、文体、どれも非常に優れた素晴らしい小説でした。 すべての見えない光 (新潮クレスト・ブックス)作者: アンソニードーア,Anthony Doerr,藤井光出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2016/08/26メディア: 単行本この商品を含むブログ (18件) を見…

小説感想:『虚ろな十字架』

相変わらず東野圭吾氏の作品は読みやすいなぁ、というのが第一印象です。 本書は「死刑の是非」という重めのテーマを扱っている、ということだったので「さまよう刃」くらいキツいものを覚悟していたのですが、その点は良くも悪くも大分ライトに抑えられてい…

小説感想:『ヒトラーの描いた薔薇 』

ハーラン・エリスン短編集。 (サイエンス要素があるかは置いておいて)がっつりと SF してる感じで毎回世界設定が大きく変わるので、少し読むのに疲れました。自分が宗教や神話、政治の知識と感覚に乏しいせいか、よくわからなかったものもいくつか。 表題…

小説感想:『母の記憶に』

ケン・リュウ氏の短編集。『紙の動物園』に続いてこちらもとても面白かった。 特に気に入ったのは「母の記憶に」、「存在」、「シミュラクラ」、「カサンドラ」。 表題作の「母の記憶に」はアイディアからして凄く面白いし、どこかで読んだことのあるような…

小説感想:『ダンガンロンパ霧切 5』

『密室十二宮』完結編(ようやく)。 トリックは相変わらず、理論上は確かにできるんだろうけど、的なタイプ。リブラ女学院のトリックはダンガンロンパ本編経験者なら種明かし前になんとなくの予想はついたのでは。 前巻までに仲間に引き入れた探偵たち扱い…