ゲーム感想:『VA-11 Hall-A: Cyberpunk Bartender Action』
プレイヤーはバーテンダーとして、お客からのリクエストに答えるようなカクテルを出しつつ、会話を読んで楽しむゲーム。出すカクテルによって会話が変わったりするので、カクテルが選択肢の代わりのノベルゲーム、のようなものと思っておけばそんなに間違ってはいないはず。
Cyberpunk という言うだけあって舞台は未来で、人に限らずロボットも AI も(喋る犬も)お客として登場するのですが、その辺りの世界観も含めて面白かったです。くだらないもの(ちょっと下ネタが多め)からシリアスなものまでいろいろな会話を楽しめました。日本のアニメ・ゲームを元にしたネタもところどころにあって、気付くとちょっとニヤリとできたりもします
特にお気に入りのキャラクターは Sei, Stella, Dorothy, *Kira* Miki。なんて言えばよいのか、彼女たちは思わず応援したくなるような気持ちのよい性格をしている、という印象です。
英語のニュアンスが掴みきれていない部分もちょっとありましたが、そんなに気にならない程度。非公式の日本語はあるようですが、そちらは未確認。
物語や会話を楽しみたい、という方にはオススメです。「壮大なストーリー」とはまた違った雰囲気の楽しみがありました。
小説感想:『ヒトラーの描いた薔薇 』
ゲーム感想:『OneShot』
とりあえず1回クリアしたのでエントリーを。2周目も追ってプレイしようと思います。主人公の Niko 君が健気でとてもかわいい。
脱出ゲームに近い感じで、周りを探索してアイテムを集め、時に集めたアイテムを組み合わせながら次の場所へ進んでいくゲームです。そんなに広い世界ではないですが、アイテムを探し回るために歩き回る時間がちょっと億劫かな?
ネタバレを避けるため詳細は書きませんが、いろいろな意外性のある「仕掛け」もあるので、ヒントを読み解く英語力がないと詰まる可能性はありそうです。そういう意味では攻略サイトを見ない!というポリシーがある方はちょっと注意が必要かも。そうでない方は、少しの間考えてわからなかったら攻略サイトを見る、でも「なるほど!」という納得感は得られるので、それで良いと思います(自分は何度かそうしました)。英語に自信がないから、といってプレイしないほうがもったいないかな?と思います(日本語対応はもうすぐ、と発表されているものの、それから既に2ヶ月経過しているので、進行しているのかどうか…)。
「仕掛け」を含めた世界設定など、PCのインディーズゲームならでは、って感じで面白かったです。
ゲーム感想:『Ori and the Blind Forest』
幻想的なグラフィックが特徴的な 2D アクションゲーム。オープニングから惹き込まれます。エリアの探索・突破を楽しむスタイルのゲームで、操作感が良く、触っていて気持ちのよいゲームでした。個人的にはこのくらいの画面サイズとキャラクターサイズ比(キャラクターが小さめで、周りが広く見渡せる)が好きですね。
難易度は基本的に高め。特に、何回かある脱出シーン的な場面はまさに手に汗握る、といったギリギリ感で、何度も死んで何とか突破しました。突破した後の「おっしゃー!」感がよいです。
とりあえずストーリークリアを持って次のゲームに進むことにしましたが、探索要素や成長要素は結構残していたのでやり込みもできそうで、アクションゲームが好きならオススメ。続編も出るそうで、楽しみです。
無意識を意識する:『「誘う」ブランド - 脳が無意識に選択する。心に入り込むブランド構築法』
著者が「ブランド・ファンタジー」と呼ぶ、意識的・無意識的にブランドと結びつく連想、印象に目を向けてブランディングをしていくべき、という話。
「誘う」ブランド - 脳が無意識に選択する。心に入り込むブランド構築法
- 作者: ダリル・ウェーバー,手嶋由美子
- 出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社
- 発売日: 2017/03/17
- メディア: 単行本
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企業ブランディングでは「…というブランドと言えば」と聞かれたときの答えとなるような「意識的な」イメージが注目されがちだが、人々の日々の決断はもっと無意識的な、漠然とした印象に左右されているので、そこにもっと注目すべき、とのこと。
そのためには、ブランドを擬人化したり、ブランドを表すような画像(商品・サービスを直接写したようなものではなく、印象を捉えたようなもの)を集めたりして、抽象的なブランドのイメージを構築し、それを表す製品・サービスを実現することが有効。
広告などにも効果はあるが、消費者の意識的な注意を捉えることは、消費者がその広告のメッセージに対して検討し反論する可能性が高まるリスクもあるのでその点は考慮に入れる必要がある。
…ブランディングがテーマのこの本の表紙になぜチーター(?)の写真を使うことになったのかが気になります。